経産省・JETRO共催「日シンガポール・ファストトラック・ピッチ」イベント登壇

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投稿日 : 2023/05/22

                                               

 

経済産業省及び日本貿易振興機構（ジェトロ）は、日本企業・スタートアップの海外でのオープンイノベーションを加速するため、シンガポール政府機関等との共催で、シンガポールにおいて第1回「日シンガポール・ファストトラック・ピッチ」を開催しました。

 

募集期間を通じて、日本企業４社、在シンガポールのグローバル企業4社のチャレンジオーナーが提示したチャレンジに対して、全世界から140件以上の応募がありました。本ピッチセッションでは、この中から各チャレンジオーナーによってファイナリストとして選ばれた22社のスタートアップが、各社の提案をプレゼンしました。

アイメソフトは、竹中工務店様をチャレンジオーナーとする課題「Health Promotion from the Built Environment」に対しての事前審査を通過し、当日は、弊社CEOのNguyen Tuan DucがマルチモーダルAIとバーチャルヒューマン技術を活用した取り組みについて、提案、プレゼンしました。

 

DucはマルチモーダルAIおよびバーチャルヒューマン技術を利用した社会的関係性とコミュニケーション行動様式の感知について説明しました。

バーチャルヒューマン技術を利用して、建物内の人間の顔の表情や声、音、人や物との距離や方向などさまざまな種類のデータを収集し、収集したデータを使ってマルチモーダルAIを搭載した予測分析アルゴリズムで処理することにより、人間の社会的関係性やコミュニケーション行動様式を予測、分析する技術についてプレゼンしました。今後は、技術検証（PoC）に向けてより具体的な提案を進めていく予定です。

 

 

マルチモーダルAIとは、新しいAIパラダイムで、テキストや画像、音声、声、数値データなどのさまざまな種類のデータを融合、結合してAIモデルを生成し、シングルモーダルAIに比べて高い精度を実現します。 これは人間の推論様式を模倣したアプローチです。

アイメソフトでは、このコア技術を利用して、さまざまなバーチャルヒューマンソフトウェアを開発しており、AIバーチャル受付の「AimeReception」、AIホテルクラークの「AimeHotel」、AIバーチャルプレゼンターの「AimeTalk」などの製品や、バーチャル教師、バーチャルニュースキャスター、バーチャル健康チェッカーなどさまざまな分野や用途で利用できるカスタマイズ製品に対応しています。

 

竹中工務店様チャレンジについて：

出生率の低下による高齢化社会への対策として、健康的なコミュニティが世界中で形成されている。 日本や先進国において、労働人口に負担を強いられるソーシャルセキュリティコストの負担増は社会的な懸念事項となり、健康は個人や企業のみならず、国や地方自治体においても、大きな懸念事項となっている。

WHOが定義する3つの健康(health）、肉体的健康(physical health)、精神的健康(mental health)、 社会的健康(social health)のうち、 社会的健康については、残りの2つに比べて、評価技術が少ない。

 

竹中工務店では、社会的健康の指標として、建物やコミュニティでの人間の関係性を感知する取り組みを行なっている。 社会的健康の改善や社会への技術実装による個人の健康への影響を評価するために、下記技術をコラボレーション要件としている。

1. 建物の利用者の人数、密度、移動方向などに基づいた行動様式や、利用者間の距離や方向に基づいた関係性、また、利用者の表情や会話音声に基づいた感情など、利用者間の関係性を感知する技術

2. 個人情報取得に配慮したデータの収集技術

 

詳細については、こちらをご参照ください。

 

また、イベントの詳細はこちらを参照ください。